「招く猫」の正体は?
- 2025/12/11
- できる人研究所

本日、朝のウォーキングで
地元の氷川神社に寄った際です。
本殿の隣にある「建武神社」という
大きめのお稲荷さんのような付属のお社で
お参りし、お賽銭をあげると
向こうから声がしました。
ニャオン!
(よし、お前の願いを叶えよう
……という訳なのか・笑)
よく見るとお社の傍に寝ている
1匹の大きな猫……。
それが鳴き声をあげて、
立ち上がったかと思うと、
こっちへゆっくり歩いてきます。
「えっ? あなた神様なの?」
ふだんなら逃げそうな猫ですが、
なぜかお参りしている私のほうへ。
そしてご覧のようにお賽銭箱を越え、
私のほうをじっと見つめる……。
いや、食い物とか持ってないよ。
ときどき、この神社にいる何匹かの猫ちゃんに、
餌をあげにくる近所の人がいることは
知っています。
いいのか悪いのかわからないけど……。
そんな人と勘違いしたのか?
「じゃあいいよ」という感じで、
私のそばを通り過ぎ、猫は別の方向に
去っていきました。
えっと、
願いは叶えてくれるのだろうか……?
にしても、ずいぶんと警戒感を失っている
この神社の猫。
私もしょっちゅう来ていますからね。
なんか認識されているのかもしれない。
じつは東京に猫が多い理由として、
江戸の頃に今を超えるほどの
「猫ブーム」があったことが、
知られています。
といって庶民が誰しも
猫を飼えるわけではありません。
ただ、江戸全域の
16パーセントを占めていたという
寺社の土地の境内には、
案外と猫がいたわけです。
神社、仏閣も、猫が人を呼び寄せてくれるから、
放置し、餌をやったりして保護をし続けた。
これがいつのまにか神様化して、
浅草寺やら豪徳寺やらで、
「招き猫」になっていった……と
言われるんですね。
まあよくいる神社でいつも対面する、
ここの猫たち。
神様でなかったとしても、
大切にしていこうとは思っています!




