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日本を変えた「女天皇」の時代
- 2026/6/9
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「飛鳥・藤原の宮都」に関連する遺跡が、
世界遺産に登録されるそうです。
その中心に「明日香宮」と
「藤原京」の中心だった
「藤原宮」の跡があります。
大変おめでたいことですが、
その歴史って、どれだけ日本人、
認識しているのだろう?
これらの宮殿が使われた時代、
皇極(斉明)天皇と、
持統天皇という、くしくも現在、
政府の議論においては否定的な意見が強くなっている
「女性天皇」が中心にいた頃です。
なかでも一代の短い期間のみ使用された
「藤原京」は、
ほとんど持統天皇によるものになります。
持統天皇とは、天武天皇の妻であり、
天智天皇の娘だった方。
天武天皇は天智天皇の弟ですから、
「実の叔父さんと結婚した娘」
ということ。
それだけで現代的には嫌な感じですが、
しかも天武天皇は兄に対して謀反を起こし、
「壬申の乱」を引き起こした張本人なんですね。
持統天皇は複雑な立場だったでしょうが、
史実では夫に協力して父の政権を打ち倒します。
そして王位についた天武天皇は、
今の日本にもつながる
大掛かりな国家プランを立ち上げます。
・国のリーダーが「天皇」を名乗る
・中国の長安に倣った大きな「都」を造営する
・中国に倣った「法」を日本国でも作成する(律令制)
・木簡で文書を残し、行政業務を行なう
・資料編纂をして天皇を権威づける(『古事記』『日本書紀』)
・私たちの国を「日本」とする
つまりはこのときから、
「日本国」の形が定められ、
はっきりしない歴史も記録されるようになる
……のですが、
治世12年の道半ばで世を去ってしまいます。
そこで天武天皇に変わり、
国家立ち上げを実行したのが、
継いで天皇になった「持統天皇」なんですね。
むろん皇太子の後継者何人かいたのですが、
最有力だった皇子は早逝し、
次の皇子は幼すぎたらしい。
ただ、持統天皇は協力なリーダーシップで、
天武天皇の計画を遂行していきます。
そして「藤原京」ももう少しで完成だ
……という段階だったのですが、
持統天皇は完成前に「平城京」への
遷都を決めてしまいました。
建設事業者や引越した人々は怒ったでしょうが、
建設中の都で伝染病が流行り、
「ここは呪われている」と判断されたなどと
言われます。
いずれにしろ、日本史における
女帝が活躍した時代に世界的な
脚光がこれから当たる……というのは、
私たち理解しないとですね。




