ほんの一握りの「あきらめない人」が世界を救う

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「期待どおりに物事が進まないとき、

周りの批判を気にしていてはいけません。

何があっても、自分ができることに集中しましょう」

 

こちらハンガリー出身の女性医学者、

カタリン・カリコ博士の言葉。

 

この方の名を初めて聞く……という方は、

ぜひ覚えておくといいかも。

なんせ今、全世界を救おうとしている方です。

 

そう、これから皆が接種する

新型コロナワクチンの土台となる

「mRNAワクチン」の技術を開発した方。

その功績を考え、ノーベル賞に押す声も

高くなっている科学者ですね。

じつは、ずっと苦労してきた方のようです。

先日、NHKの番組で

この方の人生が取り上げられていました。

 

なんせ社会主義体制化のハンガリーにあって、

地方の肉屋さんの生まれ。

バイオテクノロジーに興味をもち、

科学者の道を志しますが、まったく国はその研究を認めません。

 

そこで夫と娘と3人、娘のぬいぐるみの中に

全財産を隠して、アメリカに渡ることにしたんですね。

けれどもアメリカでも

研究成果はなかなか認められませんでした。

助成金は出ず、大学でも希望のポストは得られません。

 

確かにその技術はすごいかもしれない。

でも、未知のウィルスが世界を襲うなんていう状況は

誰も想定しないわけです。

「そんなワクチンの技術なんて、いま必要ないでしょう」と。

アメリカで彼女の研究を受け入れようとするところは、

なかなか見つかりませんでした。

 

けれどもやっと、

その研究成果を評価する会社が現われた。

それがアメリカではなく、

ドイツのビオンテックという会社で2013年のこと。

 

そしてコロナウィルスのパンデミックが起こり、

このビオンテックがアメリカのファイザーと協力することで、

初のワクチンが誕生したわけです。

 

彼女が長く諦めなかったお陰で、

私たちはやっと、この苦しい状況から

抜け出せそうな段階にたどりついているんですね。

もっともカリコ博士、

「本当のヒーローは、現場で患者さんと向かい合っている

医療従事者なんだ」と説き続けています。

 

「たくさんの人たちのお陰で、

私たちも生かされている」ということは、

やはり皆が自覚しないといけませんね。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]