歴史入門7 「日本」という国をつくった人

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2月11日、今日は「建国記念の日」でしたね。

スノーボードの話で日本は持ちきりでしたが、
その前にやっぱりブログには書いておきたい、
この人のことです。
誰かといえば、神武天皇という方。

昨年も同じことを書いたかもしれません。
といって、その時のブログは失われていますが、
今日はもともと「紀元節」という日。

つまりは初代の天皇の神武天皇が即位し、
「日本」という「王国」が誕生した日
……というのが「建国記念」の意味であるわけです。

ただ、それを知っている人が少ない、という、
不思議なことが私たちの国にはなぜか起こっています。

これ、考えてみればおかしいんです。
たとえば世界史では、
「漢」の国を劉邦がつくったとか、
「ローマ帝国」はカエサルが礎を築き、
アウグストゥスが初代の皇帝になったと習います。
鎌倉幕府を源頼朝がつくったというのも同じですね。

なのに、もっと重要な「日本をつくった人物」を
学校で教えられないわけです。
建国記念はされているのに、あまり語られることはない。

その理由は、なにより
「日本が戦争に負けたこと」と、
そもそもの神武天皇の実在が疑わしく、
神話の世界に足を突っ込んでいることが理由にあります。

神武天皇の功績といえば、
カラスには見えないのですが
絵にもある「ヤタガラス」などの神様の力を借りて、
九州から大和までの大遠征を行ない
この国を立ち上げたこと。

お母さんも神様なら、
奥さんも神様の血を引く人です。
で、この日を奉ることが、
国粋主義につながることになるんじゃないかと、
反省したときの日本人がアメリカに対して忖度した。

そんなわけで、神話の話が日本ではほとんど
学校で教わらなくなったわけです。

けれどもこれは
「民族のアイデンティティを捨てた」
ということになりますから、本当はおかしいんです。

それが事実でないとされていることも含め、
日本人が日本人の系譜を
どうとらえてきたかというのは、
やっぱり私たちの文化の中で
大切にしていくべきことと思います。

そうでないと私たち、世界の中で
自分たちに誇りがもてないですよね。

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