シュワちゃんと情報と

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「ロシアの人々が大好きだ。
だからこそ真実を伝えなくてはいけない」

そんな言葉から始まる
アーノルド・シュワルツェネッガーさんのメッセージが
世界に大拡散されています。
検索すれば全文はすぐ見られると思いますが、
昔からのヒーローが健在なのは、嬉しいですよね。

そういえば中学の頃だったか、映画館で見た憶えもあります。
『レッドブル』という映画。

旧ソ連の刑事が
アメリカで大活躍する映画だったと思いますが、
内容はほとんど覚えていません(苦笑)
ただ、赤の広場での撮影が初めて認められた
ハリウッドの映画なんだそうですね。

これが実現したのも
シュワルツェネッガーさんがデビューしたきっかけが、
ユーリー・ウラソフという
ソ連のウェイトリフティング選手に憧れたことにあったそうです。

オーストリアにいたシュワルツェネッガーさんは、
彼のアドバイスも受けながら、
ボディビルで知られるようになっていく。
それからハリウッドの目に止まり、スターになっていったんですね。

一方でシュワルツェネッガーさんのお父さんは、
ナチスに軍役したこともあり、
人種差別が生涯、抜けませんでした。

自身が戦中に犯した罪と向き合いたくなかった
……というのが大きな理由としていますが、
「そんなふうに人生を壊してほしくない」と
シュワルツェネッガーさんは言っていますね。

今、正しい情報と向き合っていないと、
いつか後悔する日がやってくる。
だからロシアに住む人々に、
政府のプロパガンダだけでなく、
「広い情報を見てほしい」と訴えているわけです。

そう考えると、ロシアが現在やっている
「情報統制」というのは、
かなり罪つくりな戦略なんだと思いますね。

といってもちろん、
ウクライナや西側が発信する情報が
すべて信じられるかといえば、そうでもないのでしょう。

考えてみればコロナ禍で私たちも数多く体験しています。
あらゆる情報に対するとき、
私たちはつねに客観的に判断をしていく必要がある。

気をつけるべきなのは、こんなことでしょう。

1.まず落ち着いて
「そんなことあるか?」と論理的に考える。

たとえば政府の「人口削減計画」のような話が出たとき、
目先の利益しか考えない役人たちが、
自分の財布に直結する税収を減らしてまで
何世代も後の人口調整をしようとは、
「そりゃ考えないでしょ」ということですね、

2.情報の出どころに信頼性はあるか? 必ず複数の情報源を見る

もちろん最初から「国もメディアも嘘つきだ」とか
「世界は特定の組織に支配されている」
という思想ではどうしようもありませんが、
普通は怪しい出版社から数冊の本を出している人のデータより、
各国の公的な研究機関や
世界的な専門誌が出しているデータのほうが
信憑性もあるわけです。
ネット情報でも、必ず複数に当たるのが、
何か書くときの基本ですね。

3.間違ったときは、素直に訂正する

自分の非を認められないばかりに、
ウソに嵌まり込んでしまうことはよくあります。
誰でも間違えることはあるのですから、
「なぜ、自分がそれを信じたいのか」をよく考え、
自分を成長させていくのが大切でしょう。

最後にどんな情報を信じてもいいのですが、
違う情報を信じる人に迷惑をかけるのは、
やめてほしいというのがあります。

まあ、経験からいえば、
他人を訂正させようと躍起になる人が多い情報ほど
間違っていることが多いのですが、
そこには「自己否定をしたくない」という心理が
大きくはたらくのでしょう。

でも、本当に証明できる真実なんて、
世の中にはそう多くありません。

ただ現実に、今、ウクライナの人が
困っているのは事実ですから、
それを支援しようとする動きを邪魔するのだけは
やめてほしいとは思いますね。
「間違えだ」と思うのなら、
自分が支援しなければいいだけの話なのですから。

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