「電車に乗る楽しさ」を思い出す

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10月15日は、日本で鉄道が開通してから
150年のメモリアルなんだそうです。

明治5年、1872年の10月14日に開業式が行なわれ、
10月15日から運転が開始されたとのこと。

ご存じの通り、最初の機関車が運行したのは、
「新橋〜横浜」ですが、
今の駅名の感覚だと、
「汐留〜桜木町」が正しいようです。

それから150年、
鉄道はすごい勢いで発展していくのですが、
この出発点はほとんど「奇跡」のようなものです。

なんせ「鉄道を決めるぞ」と、
明治政府が決めたのは、維新の1年後、
1869年の末。

それから3年で線路を敷設し、
最初の列車を走らせているんです。

しかも新橋〜横浜間の29キロのうち、
3分の1の10キロは
海の上に敷設した線路。

品川や田町がその代表でしたが、
海の上に長い堤防を築き、
その上に線路を張り巡らせているんですね。
今は埋立地に取り込まれていますが。
高輪ゲートウェイの建設には、
一部、その遺構が発掘されたとか。

この膨大な建設事業を、
イギリスの技術者が指揮をとったとはいえ、
まったく初めて経験する大工さんたちが、
3年でやり遂げたわけです。
機材だって、
今のような重機があるわけではありません。
これって、すごいですよね。

多くの名城を築き、
江戸の町のインフラを築き、
埋め立てによって銀座や浅草周辺の
町を築き上げてきた建築技術者たち。
その腕がどれだけ優れてきたか、
ということなのでしょう。

日本史の伝統はちゃんと
鉄道の中に引き継がれているんですね。

150年のメモリアル、
各地でさまざまなイベントや
記念グッズもたくさん発売されるようですが、
JR東日本さんが
こんなサイトに集約しています!
https://www.jreast.co.jp/150th/

コロナ禍の影響で、
めっきり電車に乗る機会は減ってしまいましたが、
お世話になっている出版社のウェッジさんは、
母体がJR東海さんです。

ですからまあ、電車で移動する機会を
もっと増やしていきたいですね。
そうだ高輪ゲートウェイ駅へ行こう。

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