People Get Ready

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「僕はルールというものをまったく気にしない。
どの曲でも10回は、譜面から外れて演奏する。
それが自分の仕事だと思っているくらいさ」

こちらロックの世界では、エリック・クラプトンや
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと並ぶ
3大ギタリストの1人。
ジェフ・ベックさんの言葉ですね。

画像は古くからの盟友、
ロッド・スチュワートのボーカルに歌ってもらい
80年代に大ヒットしたカバー曲
People Get Ready』。
本当に美しい曲を演奏する方でした。

細菌性髄膜炎とのことで、
10日にこの世を去ったそうです。
本当に残念ですね。寂しいことです。

自分で歌うことなく、ギター1本で主役をはって
ステージをやりとおす。
ここまで長きにわたってそれを続けた方は、
他になかなかいないのではないか。
本当に孤高の存在だったと思います。

私はギターのことはよくわかりませんが、
ピックを使わずに指だけで演奏する独特な奏法。
そんなギタリストがどのように生まれたのか?

多くは「独学」だったようですね。

ジェフさんが12歳のとき、
初めてエレキギターの演奏を聴いて
その音楽にのめり込みます。

でも、家の方針とお金がなかったことで、
彼にギターは与えられませんでした。
それでも、どうしても弾きたかった彼は
何をしたか?

ギターを自分で作ったんですね。

ベニア板を切り、ペンキで色を塗って
3本の弦を貼る……。
それでも足りない部分は
こっそり万引きして手に入れたそうですが、
そんな手製のギターをラジオに繋ぎ、
強引に音を出して演奏をしたんですね。

そんな特殊な道具で特殊な演奏をしながら、
どんどん腕を磨いていったジェフ・ベックさん、
やがてその天才性が世界に認めているのですが、
テレビなど見ているときでも、
ほとんどギターを手放さず、練習をしていたそうです。

決して才能だけではない。
繰り返し繰り返しの連続が、
1人の天才を作り上げたんですね。

ロックの世界もだんだん
天国のほうが豪華になっていきますが、
どうかもう少し、
皆さんに健康でいてほしいものです。

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