1月に咲く桜の正体は?

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画像は家の近くにある病院の敷地ですが、
コロナ禍になってからずっと
散歩でも入ることができなくなっています。

そんな敷地を歩きがてら、
金網越しに見ていると、ちょっと驚き。

「あれ、桜?」

近くに行けないので確認のしようもないのですが、
白い桜にみえます。

いくら早咲きといっても、
まだ年が明けたばかりの1月です。
いくらなんでも早過ぎないか?
最近は暖かい日が続いていますから、
勘違いして咲いてしまったのか……?

調べると、やはり早咲きの桜。
「冬桜」の一種でしょうね。

早咲きで有名なのは「河津桜」ですが、
それにしてはちょっと白い。
おそらくは「小葉桜」とか、
「四季桜」と呼ばれるものでないか。

見ての通り、普通の桜よりも
ちょっと小さいのが特徴ですね。

暖かいから早く出てきたこともあるやもしれませんが、
秋や冬に咲くことは普通にあるとか。

日本で多く桜は、そのほとんどが、
山桜や大島桜など、天然の桜を交配して
作ったものです。

有名な「河津桜」も、
早咲きの桜と掛け合わすことで、
早く咲く品種を意図的に作り出した結果の
美しい桜でした。

この冬に咲く桜も、そういう類なのかと思いきや
調べると面白いことがわかってきました。

じつは桜の起源はヒマラヤのほうにあり、
もともとは寒い時期に開花するのが当たり前。
日本に定着するにつれ、
だんだんと暖かくなってから
開花するようになったというんですね。

ということは、
原産のほうの桜に近い雑種には、
いくらでも早く咲く品種があるとのこと。
そんな品種がこんなふうに、早咲きの桜として、
寒い冬に彩りを加えてくれているようです。

そういうのを聞き、冬の桜を見ると
ちょっと元気が出ますよね。

できれば早くこの庭も開放してもらって、
そばで見られるようにしてほしいものです。

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