「ホワイト・ヘルメッツ」を称えよう!

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

トルコとシリアの国境付近で大地震が起こり、
いま大変なことになっていますね。

2つの国を合わせた死者は、
すでに1万2000人を超えているそうです。
かなり古い街並みだった場所ですから、
倒壊も激しそうですよね。
国際的な支援が緊急になっています。

とくに問題は、シリア側ですよね。

なんせ内戦中で、こともあろうに、
政府が市民を攻撃し続けているな国です。

今回も政府が
地震の被害に対して国民を救済するどころか、
困難にかこつけて空爆している……なんていう
あまりにも非道なことになっています。
一体、アサド政権は、
自分の国をどうしたいのだろう……?

そんな中で、一生懸命に被災者を助けようとしているのが、
民間のボランティア組織の「シリア民間防衛隊」、
通称「ホワイト・ヘルメッツ」と
呼ばれる人々です。

こちら、基本的には政権側にも反政府側にも組みさず、
「中立の立場で被害者を救済する」という目的で
設立された組織。

「一つの命を救うことは、人類を救うこと」
をモットーにて活動しています。

何度もノーベル賞の候補にはなり、
映画にもなったりしているそうですが、
「その資金源にイスラム過激派の
お金も入っているのではないか」とか、
「西側諸国の手先になっている」など、」
いろんないちゃもんもついて、
活動を邪魔され続けてはいる。

それでも大勢の殉職者を出しながら、
民間の都市が政府に爆撃されたりすると
一生懸命に被害者を病院に運ぼうと
頑張っているところです。

だいたいこの国は、
「救急車を呼んで怪我人を病院に運ぶ」ということすら、
「反政府的な町」とされれば、
国はやってくれないわけです。
だから住んでいる住民たちにとっては
唯一の希望なわけですね。

今回の地震でも、国に代わって
一生懸命に救護活動をしているらしい。
ただ、いかんせん、人手は足りないとか。

シリアはロシアのような同盟国を除き、
海外からの救援を強固に
受け付けない体制をとっているようですが、
本当に何とかなってほしいですよね。
国際的な協力を激しく望みます!

関連記事

ページ上部へ戻る