科学の力? 「巨人のハイビスカス」の謎!

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公園で見かけた画像の花、
見かけてすぐに思いました。
これ、ハイビスカス?

似てますよね。
でも、まだ暑いとはいえ、秋になった東京で、
ハイビスカスってこんなに見事に
咲いているものなのか?

咲いていないことはないのですが、
木に咲くハイビスカスで、
この感じはちょっとおかしい。

調べるとこれ、
「タイタンビカス」という「草」なんですね。
「草」と言いながら、
大きくなると背丈は2メートルを超えるとか。

それでこの巨大な花ですから
「巨人=タイタン」の名前が付いたそうです。
「巨人のハイビスカス」という意味ですね。

じつはこの花、
2009年に生まれた、
人工的な植物なんだそうです。

なんでも「アメリカフヨウ」と、
「モミジアオイ」という2種類の植物を
かけあわせて、
三重県の「赤塚植物園」という企業が
新種開発したらしい。

結果、予期したのかどうか知りませんが、
インパクトのある美しい外観を持っているうえ、
植えてしまえば、暑かろうが寒かろうが
勝手に育っていく
まさに「お手軽ハイビスカス」が誕生したわけですね。

しかも宿根草ということですから、
一度植えてしまうと、
来年も再来年も花を咲かせるとか。

なんだか雑草みたいな感じですが、
植物の世界も、どんどん進化して
様変わりしているんだなと思ってしまいます。

美しいものを身近なところに……ということで、
町の景色が変わるのと並行して、
実は自然にも手が加えられている。
私たちはそのことを知る必要があるかもしれません。

6月に始まり、9月、10月まで咲いているのも、
この植物の特徴。
ぜひ見かけたら観察してみてください。

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