「お祭り」だからできること

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ハロウィンだった10月31日、
渋谷は今年、人があまり集まらなかったそうですね。
区の努力の成果と思いますが、
よかったのか悪かったのか……。

もう渋谷のハロウィンの
仮装行列がなくなった……のであれば、
何度も見学した人間としては寂しさも感じますね。

ただ、こちらには、
魔法使いの子やら、全身タイツのお化けの子やら、
お姫様の女の子が
ワンサカと集まっていました。

地元の公園ですが、
子供たちはやはり仮装して繰り出すんですね。
目黒通りは、可愛いお化けたちで
大変なことになっています。

そして、この公園に集まった
仮装の子供たちは、次にどこへ向かうのか?

答えはこの奥にある木々の向こう側にありました。
そこにあったのは何か?

じつは都で管理している
大きな「介護施設」だったんですね。
ようするに老人ホームです。

向こう側に行くと、施設の入り口には、
「お菓子あります」という張り紙が貼ってあります。
そして集まっている仮装姿の子供、
お菓子を渡して話しているのか。
車椅子のお婆ちゃんも
何人かいらっしゃるようでしたね。

私の地元、その昔は、
玄関の呼び鈴が鳴って外に出ると、
お化けの子供たちが待ち構えていることが
何度かありました。

「えっ、お菓子なんかあったっけ……」
するとアメリカ辺りのルールでは、
悪戯されて仕方ない……となるのですが、
さすがにそれでは迷惑になると
問題になったのでしょう。

いつしかお菓子を準備する家は、
あらかじめ張り紙を出し、
「この家は訪ねていいよ」と
案内するようになりました。

そこで介護施設が名乗りをあげたのでしょうね。
毎年、子どもたちに来てもらって、
お年寄りとの交流を図ろう……と。

お年の方々も、仮装した子どもたちがひっきりなしに来ると
かなり嬉しいのではないか。
ちょっと疲れそうではありますけどね(笑)

ハロウィンのイベントをうまく利用しましたよね。
日本にない習慣だからと否定するのでなく、
こういう考え方はもっとあっていいのではないか。

基本的にお祭りは、皆が幸せになるためにあるもの。
迷惑になるところでは排除するべきでしょうが、
楽しみが増えるのならば、
どんどん活用したいですね。

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