「すぐ近くにある自然」と「人間のエリア」

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こちらの川は、明治通り沿い。
首都高の「天現寺橋インター」の
すぐ脇にある古川ですね。

交通量も激しく、
それなりに高いビルもニョキニョキと
建っている場所ですが、
こうして少し脇道に出て、
川が流れている下を見ると、
こんなふうに白鷺がのんびりしていたりする。

本当に東京のど真ん中かと思うでしょうが、
今年は11月になってまだ暑いせいか、少し遅れています。

いつもならいそうなアオサギも
今年はまだ来ていないのですが、
その代わり今占有している白鷺は妙にデカいですね。
背丈も普通に1メートルは超えていそうです。

最近、集落に熊が多く出没する……というのが、
話題になっています。

確かに気候変動があったり、
山に餌が少なくなったりで、
野生動物が人の住む集落に出てくるようになった
……ということはあるでしょう。

ただ、それ以前に、
私たちが気づいていないだけで、
都会であっても、実はすぐ近くに
動物たちが暮らしているエリアが存在しているわけです。

熊などは深夜に町を横切って
移動することもあるそうですが、
首都高の下でサギが暮らしている場所もある。
ただ、そこに人の目が届いていないだけ
ということも多いんだろうと思います。

そういえば数年前、恵比寿にいたとき、
夜に目を凝らすと、
コウモリがたくさん飛んでいるのが発見できました。
でも、これに気づいている人って、
あまりいませんでしたよね。

じつは現在も、夕方、
高層マンションを見上げていたりすると、
視界にカモや巨大なサギが飛んでいるのが
目に入ることはあります。
ふと、映画のジュラシックパークか何かで
ニューヨークにプテラノドンが飛んでいるのを思い出したり(笑

こうした「人が意識しない自然」は、
人間があまりエコ出なかったころは、
接触する機会も少なかったんだと思います。

だいたいちょっと前は、
洗剤でも洗濯石鹸でも、
自然環境に悪いものを平気で使っていましたし、
歩きタバコをする人とかも多かった。
ゴミも選別せずに出すことが多かったでしょう。

だから自然の側も
人間を避けることが多かったのでしょうが、
今はその生活が思いっきり、
自然融合型になっています。

この白鷺がいる川も、
昔では想像できないほど綺麗になっているし、
だから親水公園も多くつくられています。
すると当然、
人間が自然と遭遇する機会も多くなりますね。

たとえば虫が住むエリアと人間が住む家は
すぐ近くに面していますが、
私たちは彼らが入ってこないよう
ムシコナーズやら蚊取り線香やらコンバットやらで、
自身のテリトリーを守っているわけです。

海外でも山に住む人々は、
家に熊が来ないよう、電気マットを置いたり、
カカシを家の前に置いたり、
番犬を飼ったりしています。

考えてみれば、本当ならば
自然ともに生きてきた日本人が
昔からやってきたことでもある。

私たちはいつのまにか、
自分たちを自然環境と切り離して考える傾向を
強くしてしまったのではないか?
そんなふうにも思いますね。

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