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「蛇がいない国」を作り上げた聖者
- 2026/3/17
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3月17日は、キリスト教圏では
「聖パトリック・デー」と呼ばれる日。
バレンタイン同様、聖人とされている神父、
パトリックさんの命日ですが、
432年という古い時代に
アイルランドにキリスト教を広めた修道士として、
非常に有名な方です。
その人生は波乱に満ちていて、
イギリスのキリスト教の信者に生まれた彼は、
16歳のとき、海賊に拉致されてしまいます。
そのままアイルランドに奴隷として売られ、
ずっと羊飼いとして働き続けたそうです。
今でも世界の大問題である人身売買の犠牲者、
あまりにも希望がない人生ですが、
転機になったのは、22歳のときです。
「アイルランドにキリスト教を広めなさい」という
神の啓示を受けたとのこと。
そこで「今の奴隷の状態では何もできない」と悟り、
脱走することにしたそうです。
300キロの逃避行ののち、
船に乗って、故郷のイギリスに戻ります。
当時はキリスト教化したローマ帝国の時代でしたが、
イギリスははるか田舎です。
神の啓示に従うなら、
ちゃんと教義を学ばなければいけない……と、
彼はフランスにわたり、
修道士として修行をすることにしました。
やがて布教の許可を受けたのは、
45歳くらいのとき。
修道士としてアイルランドにわたり、
命懸けで伝道しながら365の教会を建て、
12万人に布教を行なったと言われます。
最悪だった人生を大逆転し、
伝説として語られる聖者になったんですね。
ちなみに、彼は人間のみならず、
ヘビの王者と交渉し、
アイルランドに住まないようにしたと
伝説では伝われています。
知らなかったけど、アイルランドって
蛇がいないんだそうですね。
科学的には氷河期から寒冷で
爬虫類が生活することができず、
その後、大陸からわたってくることも
できなかったといいます。
蛇が嫌いな人は、
この方を守り神にするといいかもですね。




