「禁断のオレンジ」が咲いていた!

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かなり古そうな住宅を
まるで取り囲むように咲いていた、
鮮やかなオレンジの花。

夏らしくもあり、
少し不気味でもあり……ですが、
あまり見たことのない花なので
調べてみました。

「ノウゼンカズラ」という花。

英語では
「トランペット・フラワー」とか
「トランペット・ヴァイン」と
呼ばれるとか。
なるほど、花の形は確かに
横から見るとラッパのように見えます。

カズラもヴァインも「つる」の意味で、
壁にとりついてみる様子を見ると、
確かにツタのように家にしがみつき、
取り巻いてのびていますね。

ならば日本語の「ノウゼン」が何かといえば、
古い中国語で
「空を超えていく」という言葉から
きているそうです。

その名の通り、空を覆うくらいに
ひたすら高く、広範囲に広がっていくのが
その特徴。

じつは漢方にも使えるようで、
平安時代にはもう、
この花は中国から持ち込まれていたとか。

でも、日本であまり普及しなかったのは、
その「空を覆うくらいに広がること」が理由。

ようするに
「大きくなり過ぎる」んですね。

キレイな花だ……なんて
家の庭に植えると、
いつのまにか庭中から株を出し、
壁を覆って、
家全体をオレンジの花畑にしてしまう。

それはそれで美しいのかもしれませんが、
ずっと禁断の花とされてきたようです。

もう1つ、禁断の理由に
「毒がある」とされてきたことがあるようですが、
こちらは間違い。
ちゃんと管理すれば
適度な大きに保つこともできるようなので、
日本人の誤解の結果、
メジャーな花になりそこねた
悲劇の花といえるのかもしれません。

見つけたらぜひ、
労わってくださいませ(笑)

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