重版、重版、嬉しいな

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本日はブログというより、
お仕事上の報告ですが、

昨日紹介させていただき、
私も編集の協力をさせていただいた
嶋村吉洋さんの
億万長者のコミュニティ資本論
(プレジデント社)が
発売前重版。

それから夏川の拙訳書、
新渡戸稲造さんの
武士道』(致知出版社)が、
こちらなんと12刷の決定ですね。

『武士道』については、
また正式に紹介させていただきましょう。
ちなみに本物には、
新戸部さんのワッペンはないですよ(笑)

このところ私自身は、
出版の仕事に携わってから類を見ない
空前の「重版率」になっています。

ただ、それがいいことなのかといえば、
どうなんだろう……?
圧倒的に仕事の件数は減っていますし、
リスクの高い仕事を
出版社がやらなくなっているんだな……と、
つくづく感じますよね。

飲食業界が繁盛しているときは、
まずいレストランもなかなか多い。
ゲーム業界が繁盛しているときは、
ヒット作が多い反面、
ひどいコンテンツも多い。

ハズレが多い業界ほど、
やはり盛り上がっていることは
確かなのでしょう。

編集者をやっているころは、
「どんな内容でも、
売れた本がいい本であり、
売れなかったら駄作なんだ」と、
社長に言われ続けました。

ただ、書く立場になると、
そんなことは言えません。
あらゆる本がパーフェクトであり、
悪い内容と感じて出しているものなど
まったくない。
とくに自分の本は……(苦笑)

実際、売れなかった本でも
読者にとっては、人生を変えるくらいの
出会いだった……ということは、
よくあります。

来年は「賢者の会」で
「読書会」をやろう……という話も出ていますが、
そういう「本を讃える場」を
再びつくっていきたいですね。

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