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神の杉の商人の国
- 2026/4/20
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アメリカとイランが、
和平しそうでなかなかまとまらない……。
そんな傍で、
停戦すると言いながら、
やっぱり双方の攻撃が続いている
ニュースが止まないのは、
イスラエルとレバノンです。
とくに本来ならイスラエルの相手は、
一部地域を支配する過激派の
「ヒズボラ」のみのはずですが、
攻撃が全土に及ぶにあたり、
国と国との全面戦争に近くなっています。
画像はそのレバノンですが、
砂漠の国と思いきや、
美しい森があるのは意外だと思います。
ここは世界遺産にもなっている
「カディーシャ渓谷」と、
「神の杉の森」と呼ばれるレバノン杉の
植生地なんですね。
この「レバノン杉」とは、
古代の頃からエジプトやメソポタミヤで
重宝され、
建築物や船などに活用された
重要資材でした。
そして古代の頃、
レバノンには「フェニキア人」と呼ばれる
商業民族が活動し、
オリエント諸国から地中海を船で往来し、
大活躍していたんですね。
彼らはヨーロッパ人のはるか前に、
喜望峰までも到達していたと言います。
ローマが登場する前に地中海を席巻した
「カルタゴ」という国も
そもそもはフェニキアの植民国。
さらにアルファベットも、
このファニキア人の発明とされ、
今の英語のように国際取引で使用された
フェニキアの文字が、
やがて他の国の言語に
活用されていったんですね。
ちょうど同じ頃に、
ユダヤ人もイスラエルで繁栄した国を築き、
もちろん東方にはペルシャ人もいた。
かつて偉大な文明を築き、
交流を続けていた民族同士が、
いま殺し合ってどうするんだと、
歴史を知るとつくづく思いますね。


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