世界では、いろんな人が勇気を出して戦っている

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ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、
24日で2ヶ月になるそうです。
本当に、日本は久々、
規制のないGWを迎えようとしているのに
世界では辛いニュースが続いています。

今回の戦争は最初から
「情報戦」の色合いが強くありました。
なんせ当初からキーフでは、
「今、ミサイルが飛んできた」といった
リアルな発信を普通の市民がやっていたくらいです。

さらに日本のニュースサイトなどを見れば、
特にコメント欄などに
プロパガンダ情報の発信も目立ちます。
やっぱり多いのはロシアを擁護するものでしょう。

メディア学の専門家、平和博桜美林大学教授によると、
もともとロシアは
こうした情報操作を古くから組織的行なっていて
世界各国のサイトに対し、
その国の言語で同じ内容の一般投稿をするケースが
案外とあるそうです。

それをご丁寧に信じて拡散する
日本人もいるから成り立つのですが、
各国の世論操作に介入することも
勝つために必要な戦略と考えているわけですね。

どんな情報が一体信じられるのか?
私は編集者や作家として、
これまで何度も痛い目にあってきました。
その立場からすれば、
「どこにいる、どんな立場の誰が言っているのか」
とか、
「事実として認定されたことは何なのか」とか、
「事実として起こっていることは何なのか?」などを
まず把握するのが、とても重要になるわけです。

そんななかで、戦火の町でも
「何月何日のどこどこの町は、どんな状態だったのか」
を一生懸命に撮影し、
それを国連の調査危険などに送り続けている
ウクライナの人々がいます。

こうした動きは世界中にあり、
ベラルーシでも、
お店から略奪品を母国に送ろうとした兵士たちの
リアル映像が公開されたことがありました。

あるいは各国メディアが入れないロシア占領地域でも、
世界中の情報の専門家たちが衛星画像から、
現地で起こっていることを見抜こうとしています。
死体を埋めたらしい場所が最近発見され、
話題になっていますね。

双方の捏造動画などは、
すぐ専門家たちが科学的な検証をして、
オリジナルとの比較動画が専門サイトで公開される。

たとえば「アゾフ連隊」のように
さまざまな評価が国よって異なる物事については、
すぐに一方的なプロパガンダが消去され、Wikiなどに、
「どこがどんなふうに言っているか」
「いままでどのような過程を経てきたか」
「どんなことが犯罪認定され、
どんなことが嘘と国際機関は裁いてきたか」といった
事実情報がアップされる。

だから「正しい」とか「間違っている」
ということでなく、
こうした動きを見ると、
いま世界中のあらゆる場所で
「早く平和が戻ってほしい」と大勢の人が
自分にできることをしようと戦っていることに気づきます。

何より私たちに今できるのは、
少しでも物事を正しく見ようと努力することではないか。
陰謀論の人が儲かるより、かの地で1人でも多く
子どもたちの命が救われればいいなと思う。
偉そうなことは言えませんが、
私はそんなふうに思っています。

画像は川辺に咲いていた
「矢車菊」と思うのですが、
ギリシャでは知恵者、
「ケンタウロス」を象徴する花だそうです。
存在感のある花ですね。

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