「ご近所の心配性のおばさん」のありがたさ

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ご近所の心配性のおばさんって、よくいますよね。

先日、めずらしく外出帰りに声をかけられました。
母親と同年齢くらいか、
「お母さん、最近、顔を見ないけれど、
元気にしていますか?」
……なんて。

私は知らなかったのですが、
早朝に母親がゴミを出すとき、
待ち構えていたように
手伝ってくれているそうなんですね。
それで大層、心配してくださっていたらしい。

「お母さん、足が悪いでしょ。
だから注意して、ゴミを運ぶのを
必ず手伝うようにしているんだけど」
「『そうしたら大丈夫ですよ。
そんなに気にしなくて』と言われちゃって」」

そこでなぜか私が出てくるわけです。
「『息子にも怒られるから』なんて、
お母さん、言うんですよ」
えっ、なんでだ?

聞くと母は、お手伝いを遠慮するのに、
「息子に『少し歩きなさい』と言われているから』
と言っているらしい。
そこで心配性のおばさんは私に、
「手伝っちゃダメですかねぇ?」と
あらためて聞いたようでした。

なるほど、最近、母親の足がよくないのは、
多くは筋力低下によるもの。
だから医者にも言われているし、
「少し歩く機会を作ったほうがいいよ」とは
度々言っているわけです。

だから母は朝のゴミ出しは、
それなりに自分でやろうと努力している。
それを手伝っていいものかどうか、
近所のおばさんも考えあぐねている
……ということらしい。

正直、「どっちでもいいよ……!」
なんですけど(笑)
こういう気遣いは、それなりに嬉しいですよね。

「手伝ってもらうのは、母も喜んでいるし、
ありがたいですよ」
「コミュニケーションも大事ですし、
ぜひ気づいたらお願いします」
「でも、そのために
時間を合わせなくていいですよ、
たまたま気づいたときだけで構いませんから!」

そんなふうに言うと嬉しそうに、
「そうします」と言ってくだいました。

何気ないことですが、
こんな配慮で「ご近所のコミュニティ」って
出来上がっているんだなと
改めて思いましたね。
大切にすべき人間関係なのだろう。

これからも時々、頼りにしたいかもです。

そういえば、この南天の実を
母はご近所のおばさんに、
年末にあげる約束をしているらしい。
正月飾りにするのか?
全然いいのではないか。
ただ、向こうの家のほうが全然大きいのだけど……、

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