「動物のことよりも人生を教えてくれる」ムツゴロウさんの言葉

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「『あの成功が続いていたら』
そんな執着は僕にはありません。
だって、人生なんて、
なるようにしかならないですから」

こちらはYahooニュースより、
ムツゴロウさんこと、畑正憲さんの言葉です。
先日の5日、87歳の人生を閉じられました。
本当にお疲れ様でした、ですね。

そういえば自分が若いころは、
テレビをつければ、
ムツゴロウさんが出ていた気がします。
人気者でしたとね。

しかし、いつのまにか
ムツゴロウさんはテレビに出なくなります。
考えてみれば動物番組のありかたも、
より専門的な人々の監修が入り、
ただ「ただ野生の動物に接近する」というのみでなく、
科学的なあり方に
沿ったものになったかもしれませんね。

どの中で動物学者ではなく。
一タレントだった畑さんは、
なんとなくブームから外れた状態になったわけですね。

2000年代の頃でしたか、
私の先生に中標津を車で案内されたとき、
「あそこがムツゴロウ王国のあった場所なんだよ」と
教えられたことがあったことがありました。

ああ、そういえば、いたなあ〜。
今、どうしているんだろう?
そんなふうに考えていると、教えてくれました。
「たくさん借金を抱えちゃったみたいだよね」

70歳を超えて、3億もの借金を背負わされてしまった
……ということだったんですね。
保証人になったことが原因だそうですが、
北海道の「動物王国」が閉鎖されたのが2004年。
その後、東京のあきるの市に本拠を移しますが、
こちらも2006年に倒産したとのことです。

あれだけもてはやした、テレビ局などのメディアは
何をしていたんだろう……と思うのですが、
やはり当時とは事情が違います。

結局、ムツゴロウさんは70代にして、
10年の歳月をかけて借金を返済したんだそうですね。

最終的に返済をおえたのは、2014。
死後になんの負い目も残しませんでした。
不満に折れることなく、
前向きに自分の責任を全うしたわけです。

そういう奮闘をこそ、本当はもっと伝えてほしかったな
とは思いますが、
やはり動物が好きだっただけでなく、
自分のやるべきことに一途な方であったんでしょう。

あの世ではたくさんの動物に囲まれ、
安らかでいてほしいものです。

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