新しい仕事の価値観に対し、求められることは?

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画像は先日、お仕事で訪ねた
丸の内界隈の高層ビルですが、
ふだん私がお仕事をするクライアントさんというのは、
出版社とか、著者先生の事務局とか、
案外と私が会社員だったときから
さほど変化がない。
昔ながらの組織体制で
お仕事をしているところが多くなっています。

こちらはまったくそれと別。

外資系の資本が入った
「財団」関連のお仕事で、
オフィスの雰囲気も組織のあり方も
私が関わってきた多くの会社と、
まったく違う印象でした。

・チームメンバーは、ほぼ女性である
・年齢や立場の差はありそうだけど、
どうも皆が対等な関係で仕事をしているらしい
・普段は別の仕事をしている人が、
特定のプロジェクトチームで参加している
・メンバーがいる場所もさまざまで、
打ち合わせにはリモート参加している人もいらっしゃる
・その中には会社を辞めている人まで
普通にいるらしい

面白いし、自由ですよね。
私がこんな会社に入社していたら、
「辞めたい」なんていう気にも
ならなかったのではないか?

……といって内情はわからないですが、
それでも思ったのは、
かつて私がビジネス書を編集しているときは、
未熟な会社が世の中には多かったのだろう
……ということ。

自由がないし、夢がないし、
働いて楽しくないし、
将来的な希望が持てない。

だから私たちは、
「どうすれば夢を描けるか」を皆に見せ、
心を明るくする物語を語り、
現状を突破する方法を示唆する必要があった。

それで多くの自己啓発書が売れていたんだな……と、
あらためて思うわけです。

ところが世の中が変化し、
勝手に気ままに働くことができ、
「夢を叶えたければ自由にどうぞ」
という会社が増えてきた。

あとは当人の実力があるかどうかですが、
それはもう「ビジネス書で学ぶ」という
問題ではないのかもしれない。
本が売れなくなるのも、当然かもしれませんね……。

ただ、私のように「文章を書く人間」が
必要になる……ということは、
よりニッチなプロフェッショナル能力は、
求められる現状がある。

もっとこれからはビジネススキルに特化した本を、
私たちは目指すべきなのかもしれません。

とにかく新しい組織の方々と知り合うと、
私も学べることが多くなります。
機会はどんどん生かしていきたいですね。

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