大鳥神社の「鳥」って、どんな鳥だろう?

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画像は目黒にある「大鳥神社」。
私にとっては毎年の「酉の市」で、
熊手を買っている、非常に馴染み深い神社さんです。

ただ、目黒からだと権之助坂という
長い坂を下って行く場所で、結構、距離があります。

でも、昨年なんか私が熊手をケチったせいか、
どうも年末から「よくないこと」ばかり起こっている……。
それで今年は用事で目黒に行ったとき、
「申し訳ありませんでした」と、
必ず謝りに行っていたり(笑)

いや、そんなことで怒りはしませんって……!

でも、なんか気になって調べると、
実は大きな誤解をしていたことに気づきました。

「熊手で有名な神社」といえば、
浅草の鷲神社も有名ですが、
そもそもは埼玉にある「鷲宮神社」につながります。

ここはヤマトタケルさんがはるか昔に東征したとき、
「熊手を奉納することで、鷲の神さまの力を借りて勝利した」
という伝承があります。

だから「大鳥神社」の「鳥」とは、
「鷲=イーグル」だと、ずっと思っていたんです。

ところが伝承を見ると、この目黒の大鳥神社。
白鳥の化身になったヤマトタケルさんが訪れ、
800年ごろから鳥を祀る神様として
独自に存在していたそうです。
そもそもは「国之常立神」という
国家創造神も祀っていたんだとか

つまり、大鳥神社の「鳥」とは、
「白鳥=スワン」だったんですね。
祈っている鳥が違うのでは、
そりゃあ願いが通じないのも当然だわ!

さらにヤマトタケルさんが亡くなったとき、
白鳥になった魂は、やはり白鳥なった亡き妃、
オトタチバナヒメに会いに行った
……という話があります。

それで目黒大鳥神社では、
オトタチバナヒメもお祀りされ、
良縁祈願でも有名な神社になっているんだそうです。
そういえば私の知り合いも、
ここで神前結婚式を挙げていましたね。

なお、こちらの神社のホームページを見たら、
次のようなことが書いてありました。

「七五三、初宮詣(お宮参り)にて、
許可していない出張カメラマンの撮影はできません」
「またお知り合いの方やご友人を連れて撮影するのも
お断りしています」

えっ、写真だめなの?
でも、こんな文句も。

「旅行の記念で写真を撮ったり、
趣味で撮影したものをSNSにあげることを
規制しているわけではございません。
神社は人々の憩いの場でもありますが、
公園ではなく神様がいらっしゃる場所ございます。
また祈りの場でもございます。
他の参拝の方もいらっしゃいます。
マナーを守ってお参りください」

なるほど、神様のことは大事だけど、
それに終始せず、他の参拝者のことを
ちゃんと考えてくださいね……ということ。

正しいマナーを守り、正しく勉強して、
皆が喜ぶよう、正しい知識を伝えようと努力する限り、
神様も応援してくれるのではないか……。

そう思って帰ってきたら、
すぐ出版業界の大先輩から、
面白いプロジェクトへの誘いがきました。

うん、流れは変わってきたか……。
私も少し反省し、
これからもっと頑張っていきましょう!

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