いいことなのか? 近づいてくる自然

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画像、前に恵比寿のガーデンプレイスで見た光景ですが、
前にいた女性が写真を撮っているのは、
「シジュウカラ」だと思います。
冬によく東京にきている、野生の小鳥ですね。

野生の鳥が、ここまで人間に接近することは
少ない……と思うのですが。
実際、その前は私の周辺をチョロチョロしていました。

よっぽど「捕まえてやろうか」と思ったのですが、
放置すると、今度は近くにいた女性の周りを
ふらついていたらしい。

この辺り、ベンチに腰かけている人も多いし、
餌をもらえる機会でもあったのでしょうか?
どうも人間に構ってもらう術を身につけたようです。

結構、今は東京にもたくさんの
シジュウカラが来ています。
大半は警戒心が強いのですが、先日もありました。

ウォーキングしているときに私に近づいてきて、
なんだか踏みそうになってしまった……。
愛すべき存在なのはいいのですが、
それにしても野生の本能を失ってはいやしないか?
生き残れるのか、君? (笑)

調べるとシジュウカラというのは、
よく人の作った巣箱に巣を作る種類の鳥。
だから生存戦略上、人間を利用している部分はあるようです。

それに元来が好奇心旺盛で、
法律上禁止されているのですが、
頑張れば餌付けすることも可能だし、
ペットとして飼うこともできるのだそうです。

東京には冬ごろにやってきて、
春に去っていく形になりますが、
じつは20数種類の鳴き方を組み合わせた
「言語」を使って、
仲間同士でコミュニケーションを行なっている
非常に頭のいい鳥だと言われます。

その鳥が、だんだんと
人間の距離を狭めてきている……。

熊などが最近、
人間の環境に近づいてきたことを考えれば、
これも自然環境の悪い影響なのかもしれませんね。

東京にはカラスもいれば、野良猫だっている。
小さな小鳥が生き残るためには、
都会では最強の生物ながら、大抵は攻撃心のない
「ヒト」という生き物をどう活用するかも、
生存戦略として重視すべきことなのでしょう。

彼らの活動をよく観察していけば、
私たちもほんの少し自然環境の中で
「進化」できるかもしれませんね。

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