すべてはこの球体から始まった……!

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画像はACイラストにあったものですが、
何を描いたものかわかるでしょうか?

実物は58センチの球体に、
足のようなものが4本ついたもの。
小さいバランスボールくらいか。

でも、世界の歴史を変えた物体!

スプートニク1号。
今から66年前にソ連で打ち上げられた
人類初の「人工衛星」なのだそうです。

10月4日は、
これが打ち上がった日ということで、
「宇宙開発記念日」になっているとのこと。

でも、こんな小さな球体で、
一体何ができたのか?

実は、ほとんど何もできない……(苦笑)

ただ、中には送信機が入っていて、
地上に向けて絶えず
電波を発信する仕組みになっていたようです。
4本の長い足は、そのためのアンテナですね。

結局、それで何がわかったのかといえば、
「宇宙からでも電波が受信できる」という
事実を確認したくらいのこと。

でも、これに衝撃を受けたのが
当時のソ連と張り合っていた
アメリカを中心とする西側諸国。
なぜならまだ、
こちらは宇宙へ一歩も踏み出してなかったんですね。

この出来事は
「スプートニク・ショック」と言われ、
このままでは宇宙を支配するソ連に
アメリカが敗北することになるのではという
恐怖感につながっていきます。

そして翌年にアメリカでは、
NASA(航空宇宙局)が誕生。
やがてアポロ計画が始まっていくんですね。

にしても、結局、国家競争だけを
モチベーションにしていたから、
この時期から現在まで、
あまり宇宙開発は進んできませんでした。

やっとこれがビジネスになることで、
ようやく新しい時代が始まっているのか。

せめて宇宙では国同士が対立しないように、
もっと先を目指してほしいですね。

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