怪談の舞台は心を癒してくれる「オアシス」だった!

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木々に囲まれたカフェに、
オシャレな焼き物のカップで飲む
美味しいコーヒー。
よく見ると、向こう側には「祠」があります。

こちらは先日、
「健康をめざすアート展」に出かけた
四谷三丁目の駅近く、
ちょうど四谷警察の裏側になりますが、
「於岩稲荷田宮神社」という場所。

そう、あの「四谷怪談」の舞台になった場所。
「お岩さん」が祀られている神社なんですね。

よく歌舞伎で四谷怪談を演じる際は、
あらかじめご挨拶に来ないと
祟りがあるようなことを言われます。

だから「怖い場所」というイメージがあり、
お岩さんに祟られないかと
恐々来てみたのですが、
なんと「心願成就」の幟がたくさん立ち、
若いお参り客の方も結構いたりする……。

しかも境内の半分くらいが
カフェになっているし。
そこで私もコーヒーをいただいたのですが、
気持ちのいいオアシスになっていましたね。

じつは東京には「於岩稲荷」が2つあり、
こちらの四谷にあるほうがオリジナル。
実在した「田宮伊右衛門」さまの、
お屋敷があった場所です。

つまり奥さんの「お岩さん」も、
ここで暮らしていたんですね。

ところが火災に遭い、
いったん京橋のほうに移転。
もう一つの「於岩稲荷」ができたのですが、
その後に「陽運寺」というお寺が、
このお稲荷さんを再建したそうです。

お隣には元々の「旧於岩稲荷」もありますが、
こちらは少し怖い感じでした……。

ただ、「伊右衛門さん」と「お岩さん」は
普通に仲の良い夫婦で、
幸せな生涯を送っているとのこと。

「四谷怪談」の悲劇は、
2人の時代から200年くらいあとになって
鶴屋南北さんが最終完成させた
フィクションとされています。

「お稲荷さん」も、
もともと幸せに生きた2人が家につくったお社なので、
普通に家内安全や心願成就を
お参りすべきところなんだそうです。

四谷怪談」の際にお参りするのは、
「お化けにしてしまってごめんなさい」という
お詫びの意味が大きいのかもしれませんね。

考えてみれば、江戸で一番有名な
カップルの1つかもしれない。
近くに来たら、ぜひ寄ってみるといいかもです!

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