雨垂れ石を穿つ

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11月7日は「立冬」だそうです。

つまり、いよいよ季節としては
「冬」が始まっていく、ということ。

いよいよ最近は、外に出るにも
上着が必要になっています。
くれぐれも体調を崩さないよう
ご注意ください。

画像は近くのお寺の庭にあった
「石柱」のようなもの。

いわゆる「枯山水」の一種なのでしょうが、
3本の石の柱の一番高いところには、
樋を通して、雨水がポツポツと
落ちるようになっています。

なるほどこれは
「雨垂れ石を穿つ」という言葉を
象徴しているのか……。

雨粒の一滴一滴が
やがて硬い石に穴を開けるどころか、
長い時間をかけて巨石自体も
削っていってしまう……。

同じように、
どんなに小さな力であっても、
長い時間をかけて粘り強く挑んでいけば、
やがて世の中を変えるような
大きな偉業に結びつく、ということ。

もともとは『漢書』の
「泰山の霤(りゅう)は石を穿つ」
という文句で、
呉の国の王に家臣が
「努力し続けること大切さ」を
うったえた言葉だそうです。

これは今の時代に大切なことではないか
……というのも、
現在は「長く築き上げてきた努力の成果」を、
いとも簡単にAIが打ち破るような出来事が
続いています。

何重にも積み上げたセキュリティにせよ、
長い営業の末に確保したお客さんのリストにせよ、
ライターの長年のキャリア、
デザイナーやイラストレーターの
長い時間をかけてきた努力。

一瞬にしてAIがそれを凌駕する成果を出してしまう。
するともう、
「雨垂れで石を穿つ」なんていうのは、
ナンセンスこの上ない!
……ということになってしまいます。

でも結局、これを否定してしまうのは、
「人間であること」の崩壊に
つながってしまうのではないか……?

実際はハッキングによってデータダウンした企業で、
アナログ能力のある人が大活躍しているように、
皆が非効率な努力をしなくなった世界で、
最後に勝つのは
「こっそり努力をした人」になるのでは、
個人的には思っています。

AIに負けないように。
無駄でもいいから、
足掻くことは続けていきたいな。

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