日本のアニメ文化のきっかけを作った作品は?
- 2026/10/22
- できる人研究所

10月22日は「アニメの日」なのだそうですが、
1958年のこの日に、
日本ではじめての「長編アニメ映画」が
公開された日なのだそうです。
東映動画の大川博社長が、
「東洋のディズニーになりたい」と
会社を起こし、はじめて挑んだ作品。
さらにこの作品を見た宮崎駿少年は、
将来、アニメーターになることを決意します。
そのほか、高畑勲さんや
大塚康生さんなど、東映から育っていった
大勢のアニメ界の重鎮たちに
きっかけを与えた伝説的なアニメ映画、
皆さんご存知だったでしょうか?
これは『白蛇伝』という、
中国版のシンデレラ姫のような物語なんですね。
もともとは中国の民間伝承だそうですが、
これを土台にして、
子供の頃に白蛇を飼っていた人間の男性と、
その白蛇の化身となった女性の
ラブストーリーです。
そういえば子供の頃に、
何かの映画祭で見せられたかもしれない。
かの森繁久彌さんが声優として主演したほか、
日本に「パンダ」という動物を
はじめて紹介したのも、この映画だったとか。
何よりアニメ文化を日本にもたらした
……というのは
大きな意味があった映画ですよね。
当然ながら、AIはおろかパソコンすらない時代。
アニメ作品をつくるには、膨大な量のセル画を
皆で手分けして描き、
膨大な労働力と時間をかけるしかない。
人気キャラのコンテンツを大量に持っている
アメリカのディズニーくらいしか、
成功事例もありませんでした。
東映はその後もテレビを活用し、
漫画家が素晴らしい作品を生み出せば、
それがアニメ作品となって、
ますます世の中に広がっていく……という
成功モデルを根付かせていくんですね。
その甲斐もあってから、
いろんな日本オリジナルの力が失われる中で、
今でも日本のアニメ文化は
世界の頂点に君臨しているわけです。
その始まりが中国の民話というのは意外ですが、
他国文化をリスペクトする姿勢があったからこそ。
初心を忘れずに、日本文化のよさを
取り戻していきたいものですね。




