ハナミズキの日

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桜の花が散ってからの今、
5月の新緑になる前の現在、
ひそかに東京で開花のピークになっているのが、
こちらの花です。

ハナミズキ……ですね。

じつは「港区の木」でもあり、
私の家の近くの街路樹では、よく使われているもの。

ただ、花の色が白で地味なのと、
桜と違って木の上のほうで花が咲くから、
ちょっと気づきにくいですよね。
毎年、いつのまにか旬が過ぎてしまっています。

でも、この木が東京にたくさんあり、
桜の花のあとにシーズンを迎えるのは、
意図的なものです。

というのも、ハナミズキは正式には、
「アメリカヤマボウシ」と呼ばれ、
アメリカを象徴する木なんですね。

ハナミズキの原産地はアメリカ。
州によっては日本の「お花見」のように、
ハナミズキの花を見に行って、
ピクニックするような慣習も伝統的にあるとか。

「桜前線」の代わりに、
アメリカでは「ハナミズキ前線」なるものが
あるほどの存在なんですね。

アメリカで「桜」といえば、
ワシントンの桜が有名です。
こちらは1912年、東京の市長だった尾崎行雄さんが
アメリカに贈った木の子孫。

その3年後、じつはアメリカから
「我が国でのサクラに匹敵するもの」として
ハナミズキが贈られているんですね。

だから東京のあらゆる場所で
ハナミズキは街路樹となり、
桜のあとでピークなることで、
アメリカとの友好関係を示しています。
といって意識されることは
あまりなくなっていますが……。

そういえばなんとなく
沖縄のイメージもあるハナミズキ。
これも米軍の占領時代に、
アメリカから多く持ち込まれたことが
理由になっているとのこと。

港区に多いのも、大使館のほか、
アメリカの施設が多いからなのでしょうね。
ぜひぜひ記憶しておきたいものです。

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