読書と保守と自由とランボルギーニ

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9月8日は「国際識字デー」だとのこと。

世界各国で「文字が読めない人」を減らし、
たくさんの人が読書し、
たくさんの知識を手にいれる自由を
享受してほしい……と、
国際的に定められた日なのだそうです。

で、画像の格好いい車は何も関係ないだろう
……と思いきや、実は大あり。

この国際的な「識字デー」の
きっかけとなったのは、
かつてのイラン王朝の国王だった
パフレヴィー2世が
「軍事を国民の教育に回し、識字を高める」
とした政策に端を発するとのこと。

同時にカーマニアでもあった国王が
特別注文で作らせたというのが、
私のようにスーパーカーブームを経験した人なら
知っているかもしれない。

レプリカを含めて世界に数台しか存在しない。
幻の車と言われる
「ランボルギーニ・イオタ」なんですね。
革命後、オークションに出たのを
ハリウッドスターのニコラス・ケイジさんが
競り落としたことで有名になりました。

こんな「文化振興」と
「豪奢」のエピソードでもわかるように、
パフレヴィー2世は海外の文化を
どんどん国に誘致し、
イスラムの自国を自由で解放的な国に
変えようとした人。

だから国内には多くの外国人があふれ、
違う宗教の人も、
自由に活動ができるようになります。
そのころは日本人も活発に
イランへ行っていました。

ところが保守的な人々は、
それを嫌ったんですね。

むろんアメリカの力を背景にして、
国王が独裁職を強めたこともありますが、
結果的には「イラン革命」が起こり、
イランは現在の厳格なルールが国を覆い、
多くの規制が敷かれ、
おそらくは検閲された本しか
読めない国になってしまったわけです。

なかなか終わらない戦争も、
そうした妥協できない国家体制が
原因になっていますよね。

遠い国のことと思いきや、
経済の発展と保守的な傾向が対立しているのは、
現在の日本も似たところがあります。

それが排外主義と伝統への固執や、
軍拡の志向へつながっていることも、
革命後のイランとなんとなく似ているかも。

世界には歴史的教訓がたくさんあるのですから、
私たちももっと広い視点を持つことが必要では?

とくに規制などされていないのに、
読む文化を自ら捨てている現代の日本人には、
将来の怖さも感じてしまいますね。

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