
夏川が読んだ本の紹介ですが、
プーチン大統領のみならず、
トランプ大統領をも相手にしながら
頑張っている日本人。
「国際刑事裁判所」(ICC)の所長を務める
赤根智子さんの本ですね。
『戦争犯罪と闘う』(文春新書)
というものです。
パレスチナの紛争に対し、
ハマスのリーダーと同様に
イスラエル大統領にも出した有罪判決。
これを庇うトランプ大統領に、
個人的な経済政策を
受けることになってしまった。
多くの日本人が応援する中、
批判する人も少なからずいる……。
まあ何より「国際刑事裁判所」について、
あまり私もよくわかってはいないわけです。
それでとりあえずは本を読んでみた。
なるほど、あくまで「国際刑事裁判所」は、
「裁判所」なんですね。
だから、ウクライナやガザ地区のように、
あからさまな戦争犯罪を除けば、
加盟国が証拠をもって起こした「訴訟」に対して
判決をくだす立場。
だから原則は加盟国内で起こった
犯罪行為しか捌けないし、
憶測や決めつけだけで捜査を
行なうところでもないということ。
だいたいアメリカ、中国、ロシアといった
巨大な大国であり、
問題国が加盟していない……ということで、
できることには限界があります。
ただできることは
「非難すること」くらいですが、
それでも世界中の独裁政権で
行なわれた犯罪を
世界中からの非難対象にし、
日本は一貫して加盟国の中心として
裁判官を輩出することで
世界的な信用を勝ち取ってきたわけです。
だから現在ですら、政権は原則
ICCを支持し、反することがないと
声明をだしているわけです。
そもそも国際連合と同様、
軍事力ではなく「和」の精神で、
世界が協力しながら、
強い国ばかりの言いなりにならない
平和な世界をつくることを理想にして
運営されてきた機関です。
問題はあっても、
ある程度その考え方は浸透しているから、
今のところ世界は帝国主義や世界大戦の時代に
逆戻りはしていません。
そんな世界を維持するために
決して屈せずに頑張っている
日本人がいることを私たちは誇りにし、
決して忘れないようにしたいですね。




