「白い彼岸花」の秘密

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9月23日は、秋分の日。
「お彼岸の中日」ですね。

お彼岸というのは、
春分の日と秋分の日に、前後3日を合わせた
7日間のこと。
ようするに春分と秋分は、
昼と夜の長さが同じになる日で、
太陽は真東から昇り、真西に沈みます。

「彼岸=あの世」で、
これは仏教で真西にあると考えられましたから、
太陽が真西に沈むことで、
生者の世界と死者の世界が、
この期間だけつながるとのこと。

それで亡くなった親族や、先祖たちの魂を
迎え入れる行事が生まれたわけですね。

で、ちょうど秋のお彼岸の時期に咲き、
その独特な形状から
神聖視されてきた花がこちら。

「彼岸花=ヒガンバナ」ですね。

仏教では天界に咲いて奇跡を起こす
「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」の名も
もらっています。

その中でもお寺で見かけた、こちらの彼岸花。
珍しいのは、「白い花」なんですね。

普通は右端の花のように、
赤い花を咲かせるものですが、
白だと別の花かと思ってしまう……。

この白い花、じつは水仙と掛け合わせてつくった
人工種なのだとか。
赤いほうは自生して、
いろんなところに生えますが、
白のほうは園芸種で、
勝手に生えることはめったにありません。
九州のほうでだけ、
広がった種があるそうです。

美しい彼岸花ですが、
毒を持っているため、
手で触るとかぶれることもあるとか。

だから摘み取って仏壇に供えてはいけない。
欧米では人を滅ぼす妖精の名をとって
「リコリス」と呼ばれますね。

台風が過ぎて、天気もよくなった秋分の日。
花を見かけたら、その場所にて、
懐かしい人々に想いを馳せてみましょうか。

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