911のはるか前……
- 2026/9/11
- できる人研究所

9月11日といえば、
ニューヨークで同時多発テロが
起こった日でしたね。
もうあれから25年ですか。
2001年の「911」といえば、
出版社は大騒ぎでしたし、
悲劇があった日の代名詞でもありました、
ただ、今は知らない世代も多くなっています。
月日が流れるのは、本当に早いもの。
しかも現実の世の中を見れば、
ニューヨークは復興したものの、
中東地域との戦争は、
相手を変えながら今も続いています。
それどころか反イスラムに傾く
アメリカを諌めていた日本が、
いまやどんどん排外的に傾きつつある。
デマまでが拡散されるのは、
「いままで少なかった文化圏の人々」が
大勢入ってきたことによる恐怖に、
経済的な心配も重さなっているのでしょう、
それを煽る人々も多いですし……。
ニューヨークでテロの起こるはるか前、
観光やら調査やらで、
私は長くエジプトにいたことがあります。
国民の大多数はムスリムの国ですね。
そのときの思い出で、
騙されてお金をとられそうになったことがあります。
バスラーと名乗った、その若い男性、
旅行者だった私に関わり、
最初はものすごく親切にしてくれました。
車を出して街を案内してくれたり、
家に招待して、ご馳走をしてくれたり……。
でも、あとから彼は、
お金を要求するようになったんです。
「そういうつもりはない」と断りますが、
しつこく付き回ってきました。
その際は私もレイシスト化し、
こいつら人間じゃねえ……と、怒り狂いましたねえ。
でも、そんな詐欺まがいの人間から、
私を守ってくれたのも、
やはりムスリムの人たちでした。
泊まっていたホテルの方が、親戚中を集め、
「うちの大切なお客さんを、
何ダマそうとしてくれてんねん!」と
激しく相手を叩き出してくれたわけです。
それで、
「あれがエジプト人だと思わないでくれ」と
笑顔で私を送り出してくれました。
ようするに、いいヤツもいれば、悪いヤツもいる。
国の経済事情で犯罪率などは変わりますが、
本質は日本人もムスリムも変わりません。
いま世界の人口の4割はイスラム教徒で、
仏教徒や神道の人よりもずっと多い。
そして人口が減少化している大国である
日本がまともな経済状態でいるためには、
世界中から人々を招くのは仕方ないでしょう。
そのうち4割は必然的に、
イスラム教を信じる人になってくる。
日本を北朝鮮のように、閉じた国にするのは
現実的ではありません。
決して自国の文化を捨てるのでなく、
この国で違う文化をもって生きるのを
ただ放置するだけ。
実際にはいままでずっとやってきたことですから、
決して難しいことでは本当はないはずです。
情報に惑わされず、正しく物事を見るのが、
いちばん大切なのかも。
実際、911後のアメリカも、
情報に惑わされて失敗ばかりしてきたのですから、
日本が後追いする必要もないでしょう。




